蟇
北原 白秋
夏の
昼間
(
ひるま
)
の
ひきがへる、
そなたは、なんで
さびしいぞ。
白い女の
指さきで、
刺され、突かれて
うれしいか。
夏の昼間の
ひきがへる、
海鼠色
(
なまこいろ
)
した
ひきがへる。
金の指輪に、
肢
(
て
)
が切れて、
血でも出したら
何とする。
夏の
昼間
(
ひるま
)
の
ひきがへる、
海鼠色した
ひきがへる。
出典:青空文庫(
https://www.aozora.gr.jp/cards/000106/files/55758_60121.html
)
青空文庫の奥付
底本:「白秋全集 3」岩波書店
1985(昭和60)年5月7日発行
底本の親本:「白秋全集 第二巻 詩集第二」アルス
1929(昭和4)年12月10日
※本作品は底本の親本の「雪と花火」の「槍持」に収められています。
入力:岡村和彦
校正:フクポー
2016年9月9日作成
青空文庫作成ファイル:
このファイルは、インターネットの図書館、
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