朝の山道
桜間 中庸
朝ぎり 流れる
山のみち
ほのぼの――
草つぱ ふんで
足のつゆ
しつとり――
蝶々は ねてる
ねむの葉に
ひつそり――
匂ふよ ほうら
栗のはな
ほんのり――
ほういと呼んでる
誰だろか
ほうい と――
きりに吸はれて
細いこゑ
ほうい と――
出典:青空文庫(
https://www.aozora.gr.jp/cards/001604/files/53826_45294.html
)
青空文庫の奥付
底本:「日光浴室 櫻間中庸遺稿集」ボン書店
1936(昭和11)年7月28日発行
入力:Y.S.
校正:富田倫生
2011年9月27日作成
青空文庫作成ファイル:
このファイルは、インターネットの図書館、
青空文庫(http://www.aozora.gr.jp/)
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