手紙
120 慶応三年十一月十三日(推定)陸奥宗光あて
坂本 竜馬
一、さしあげんと申た脇ざしハ、まだ大坂の使がかへり不
レ
申故、わかり不
レ
申。
一、御もたせの短刀は
(さしあげんと申た)
私のよりは、よ程よろしく候。
(但し
中心
(
(なかご)
)
の銘及形。)
是ハまさしくたしかなるものなり。然るに大坂より刀とぎかへり候時ハ、見せ申候。
一、小弟の長脇ざし御らん被
レ
成度とのこと、ごらんニ入レ候。
十三日
謹言。
陸奥老台
自然堂 拝
出典:青空文庫(
https://www.aozora.gr.jp/cards/000908/files/52032_41191.html
)
青空文庫の奥付
底本:「龍馬の手紙」宮地佐一郎、講談社学術文庫、講談社
2003(平成15)年12月10日第1刷発行
2008(平成20)年9月19日第7刷発行
※底本手紙写真のキャプションに、(高知県立坂本龍馬記念館蔵)とあります。
※丸括弧付きの語句は、底本編集時に付け加えられたものです。
※直筆の手紙の折り返しに合わせた改行は、省いて入力しました。
入力:Yanajin33
校正:Hanren
2010年10月9日作成
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