手紙
078 慶応三年五月二十八日 伊藤助太夫あて
坂本 竜馬
此度さし出セし曽根拙蔵にハ、大兄よりも色
御咄合可
レ
被
レ
遣
(
(おはなしあひつかはさるべく)
)
候。そして此男に下の関の唐物やに御申聞、皆
此拙蔵に御引合可
レ
被
レ
遣候。三吉大夫ニもくハ敷御申
被
レ
成
(
(なされ)
)
候得バ、此拙蔵ハ何でも出来ることだけハ御
定約
(
(ぢゃうやく)
)
仕候間、
御国
(
(長州)
)
の御為にも、よ程相成、
私の国
(
(土佐)
)
ニもつがふよろしく商談相立可
レ
申候と存候。不具。
五月廿八日
九三先生
才谷
机下
出典:青空文庫(
https://www.aozora.gr.jp/cards/000908/files/51927_40080.html
)
青空文庫の奥付
底本:「龍馬の手紙」宮地佐一郎、講談社学術文庫、講談社
2003(平成15)年12月10日第1刷発行
2008(平成20)年9月19日第7刷発行
※底本手紙の写真のキャプションに、(東京 伊藤家文書)とあります。
※丸括弧付きの語句は、底本編集時に付け加えられたものです。
※直筆の手紙の折り返しに合わせた改行は、省いて入力しました。
入力:Yanajin33
校正:Hanren
2010年8月26日作成
2011年6月17日修正
青空文庫作成ファイル:
このファイルは、インターネットの図書館、
青空文庫(http://www.aozora.gr.jp/)
で作られました。入力、校正、制作にあたったのは、ボランティアの皆さんです。
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