はたけの
「
と いいました。
「ありがとう ございます。けれど、ねこが いますでしょう。」
と、のねずみが ききました。
「だいじょうぶですよ。いつも こたつに はいって ねむって いますから。」
と、いえねずみは わらいました。
「そんなら ばんに、おひっこしを しますよ。」
と、のねずみと、いえねずみは、やくそくを して わかれました。
「なあ おとうと、なにを おみやげに もって いったら、いい ものだろうな。」
と、あにねずみが いいました。
「どんぐりの みを ひろって いきましょうよ。」
と、おとうとねずみが こたえました。
「なるほど それが いい、おさかなや ごはんを たべあきて いる いえねずみさんには、どんぐりの みが めずらしいだろう。」
と、あにねずみも さんせいしました。
二ひきの のねずみは、さっそく、どんぐりの
「この 一
と いうと、
「四
と、マッチの ぼうを どんぐりに さして、
その ばんは さむい いい
いえねずみは、かきねの ところまで むかえに でて いました。
「さあ、えんりょは いりません。この あなから おかっての たなを つたわって てんじょうへ おあがりなさい。」
と、いえねずみは あんないしました。
「のねずみさんたちが やって きた、にぎやかに なって いいな。」
と、いえねずみの
この とき、こたつに あたって いる おばあさんが、
「また、ねずみが ふえたと みえて やかましいね、とらや、いって ごらんなさい。」
と、おばあさんは とらねこを こたつから おいだしました。
とらねこは せのびを して あくびを しました。のそのそと おかってへ きて おさらの ごはんを たべると、また、もどって きました。そして おばあさんに むかって、
「べつに かわりが ありません。お
と いって、ニャオと なきました。